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高音質再生の盲点となっている静電気対策の効果を検証

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私は会社員時代に産業用機器関係の仕事をしていましたが、設計する際に静電気対策は必須とも言える項目でした。

特に樹脂でできている部分が帯電しやすかったことを覚えています。

オーディオ機器においても、接続ケーブルや電源ケーブルの被覆は樹脂ですし、アンプなどの機器内配線やCDなどのディスクにも樹脂が使われていますので、多かれ少なかれ静電気が発生していることは容易に想像できました。

ドアノブに触れた際にバチッとした静電気のショックを経験することがあるように、人間にも不快感を与えますが、静電気はより微細な電子機器にも影響を及ぼしているはずです。

この記事では、オーディオ機器に静電気が与えている影響に着目し、いくつかの対策について試してみましたので紹介していきます。

ひろ
ひろ
布や皮で擦って静電気を発生させる樹脂製の発電棒が市販されていますね!

オーディオ機器に静電気が与える影響

オーディオ機器に静電気が帯電すると、その結果として微弱な信号(ノイズ)が発生し、本来の音楽信号を汚すことになります。

アンプやスピーカーなどの高感度なオーディオ機器は、この微弱な信号をノイズとして拾い上げ、本来の音楽信号と混合させてしまいます。

これにより、音質が悪化し、S/N比(信号対雑音比)が低下してしまうのです。

これが、静電気がオーディオ機器にとって悪影響を及ぼす理由です。

ミキ
ミキ
オーディオ用の静電気対策機器やグッズが市販されていますが、どれが良いのかわかりませんね!

次のセクションでは、具体的な静電気除去グッズとその効果について、実体験をもとに紹介していきます。

静電気除去グッズの紹介と実際に試した体験

オーディオ機器の音質を最適化するため、静電気除去は重要なステップとなります。

このセクションでは、さまざまな静電気除去方法を実際に試した体験を共有します。

静電気除去方法としては大きく分けて、下記2つがあります。

・除電器による方法
・帯電防止剤や帯電防止材による方法

具体的には、手軽なハンディ除電器から、継続的な効果を期待できる除電シート、帯電防止材まで、その使用感と効果を詳しく紹介します。

ハンディ除電器を選択した理由と使用感

除電器は+イオンや-イオンを発生させることで、発生した静電気を減少させるもので、電源が必要なタイプと電源が不要なタイプに大別できます。

電源が必要なタイプは数万円以上と比較的高価なものが多く、設置場所の選び方が難しいという欠点があります。

これに対して電源が不要なタイプとしてハンディ除電器があります。

ハンディ除電器は、手動でレバーを押すことで+イオンを発生し、レバーを離すことで-イオンが発生するので、操作が簡単ですぐに使用を開始できる利点があります。

具体的には、石山製作所のマスコット除電器を使用しました。

マスコット除電器

この除電器を使ってスピーカー、アンプ、ネットワークプレーヤー、スピーカーケーブルを除電したところ、音質が明らかにクリアになり、自然ですがすがしい感じの鳴り方になりました。

しかし、除電直後の効果は一時的で、時間が経つと元の状態に戻ってしまうという欠点がありました。

ひろ
ひろ
ハンディ除電器は静電気除去の効果をすぐに試せるのが良いですね!

帯電防止材の例

除電器は電源や手動により+イオン、ーイオンを発生させるのに対し、放電性能を持つ導電性繊維などを含み、静電気の発生そのものを防止する効果のある製品を使うという方法があります。

そのような製品の一例として、三菱ケミカル(株)が開発した静電気除去繊維「コアブリッドB」があります。

コアブリッドB

「コアブリッドB」は繊維ですので、テープ状やシート状に加工して販売されています。

コアブリッドBのシートをオーディオ機器下に長期間置いておくことで、継続的に静電気を除去し、音質改善に寄与します。

コアブリッドBを含む除電テープも市販されています。

この除電テープをケーブルに巻き付けることにより、静電気を除去することができます。

除電テープと帯電防止剤の使用方法

冬場の乾燥した環境では、静電気はオーディオ機器やケーブルに帯電しやすく、微弱なノイズの発生原因となります。

この問題に対処するため、ここでは、除電テープ帯電防止剤「アンチスタH」を使った実践的な使用方法を紹介します。

アンプ電源ケーブルへの除電テープの適用方法

除電テープは、静電気を効果的に除去するための簡単かつ効率的な方法の一つです。

私が試した除電テープは、三菱ケミカル(株)が開発した静電気除去繊維「コアブリッドB」を使用したものです。

除電テープ

このテープをアンプやネットワークトランスポートの電源ケーブルスピーカーケーブルに巻き付けることで、静電気の除去を試みました。

具体的な方法としては、2cm幅のテープを1cm幅に半分に切り、ケーブルの長さ方向に巻き付けました。

これにより、ケーブル全体にわたって静電気が効果的に除去されることを期待しました。

実際にこの方法でケーブルを処理したところ、音質に顕著な改善が見られましたが、詳細は後述します。

帯電防止剤アンチスタHの塗布

もう一つの対策として、帯電防止剤「アンチスタH」を使用しました。

この液体剤は、プラスチック、繊維、ガラスなどの絶縁体表面に塗布することで、瞬時に除電し、半永久的な静電気防止効果を発揮します。

アンチスタH

私はこの帯電防止剤をアンプの電源ケーブルに筆を使って塗布しました。

塗布後、約5分間乾燥させることで、帯電防止効果が発揮されることを期待しましたが、できればもう一度上から塗ると良いようです。

この帯電防止剤の使用後、ケーブルの静電気が顕著に減少し、音質が改善される効果を実感しましたが、詳細は後述します。

ミキ
ミキ
液体の帯電防止材はいろいろな形のものに塗れるので便利ですね!

静電気対策実施後の音質改善効果

実際に静電気除去グッズを試してみた結果、音質に顕著な改善が見られたため、その効果を説明します。

音質改善の聴感上の変化

静電気除去グッズの使用前後で最も顕著だったのは、音のクリアさの増加でした。

特に、ハイレゾ音源の再生時において、楽器の細かなニュアンスや空間の広がりが以前にも増して感じられるようになりました。

また、低音のレスポンスが向上し、音楽のダイナミクスに富んだ表現が可能になった点も大きな改善点ですね。

これらの変化は、静電気による微弱なノイズが除去され、本来の音楽信号がより忠実に再生されるようになった結果と考えられます。

特に電源ケーブルに帯電防止材を塗布し、除電テープを巻き付けた効果が大きく感じられました。

電源ケーブルには信号ケーブルより多くの電流が流れており、電圧も高いので静電気が発生しやすいのではないかと思われます。

静電気対策をする場合には、まず最初に電源ケーブルから対策するのが効果的だと思います。

ひろ
ひろ
電源ケーブルを高価なものに買い替えるより、静電気対策したほうが効果がありそうですね!

除電対策で感じたオーディオ体験の変化

除電対策を施したことで、音楽を聴く際の満足感が大幅に向上しました。

静電気の影響で以前感じていた違和感や不快なノイズが軽減され、より一層音楽に没入できるようになりました。

特に、静かなパッセージや細かい音のディテールを楽しむ際に、その効果を強く実感できます。

このように、静電気対策は単にノイズを減らすだけでなく、オーディオによる音楽体験をより豊かにしてくれるのでおススメです。

まとめと今後の静電気対策に対する展望

この体験を通して、静電気がオーディオシステムの音質に及ぼす影響の大きさと、それに対する対策の重要性を改めて認識しました。

静電気は目に見えないため、その影響を見過ごしがちですが、適切な対策を行うことで音質は明らかに改善されることがわかりました。

今回の体験で得られた知見を踏まえ、さらに音質改善のために、新たな静電気対策グッズを試してみたいと考えています。

静電気測定器は6万~7万円と結構高価なのですが、静電気対策の効果を目視で確認できますので、導入してみたいところです。

オーディオシステムの静電気対策をまだ行っていない方は、電源ケーブルなどのケーブル類から取り組まれることをおすすめします。

ミキ
ミキ
電源ケーブルの静電気対策は必須なんですね!