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光LAN接続によるネットワークオーディオの音質改善効果を検証!

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有線LAN接続でのノイズ対策として、空きLAN端子にLANターミネーターを接続し、音質改善効果の検証を別の記事で行いました。

しかし、有線LANでは接続ケーブルを通じて電気的ノイズも一緒に機器間で伝わってしまうという課題があります。

この有線LAN接続における電気的なノイズを遮断するための手段として、電気信号を光信号に変換して通信を行う光LAN方式があります。

そのために使用される機器として光メディアコンバーターというものがあります。

今回は、通常の有線LAN接続の場合と比べて、電気信号を光信号に変換して通信を行う光LAN接続の場合の音質改善効果を検証します。

ひろ
ひろ
LANでもUSBみたいにノイズが問題になるんですね

光LAN接続の有無による音質比較を行うための環境

通常の有線LAN接続の場合と、間に光メディアコンバーターを挟んで光ファイバーで接続する光LAN接続の場合とを比較するための構成を考えてみました。

大きく分けると2つの方法があります。

(1)外付けの光メディアコンバーター2台を追加し、間を光ファイバー接続する

(2)光LAN端子を備えたネットワークオーディオ機器を使う

(1)の方法は光LAN端子を備えていないネットワークプレーヤーやストリーマーなどのLAN端子とハブやルーターなどの間に外付けの光メディアコンバーターを追加し、その間を光ファイバーで接続するものです。

この方法では、ネットワークプレーヤー側とハブ(あるいはルーター)側の両方のLAN端子のところに光メディアコンバーターを接続しますので、2台の光メディアコンバーターを追加しなければならず、光メディアコンバーター用のACアダプターも必要ですので、LAN接続に関して箱が増えてゴチャゴチャします。

ミキ
ミキ
小さな箱が増えるとゴチャゴチャしますね!

また、通信用に作られた光メディアコンバーター用のACアダプターはスイッチング電源が使われていて、そのノイズ対策もしなければいけません。

光メディアコンバーターも1台数万円するものも多く、2台と光ファイバーを追加すると10万円くらいの出費になってしまうこともあります。

(2)の方法は、光LAN端子を備えているネットワークプレーヤー(ストリーマー)あるいはハブを使う方法です。

これなら、光メディアコンバーターは1個で済みます。

今回は(2)の方法を試してみることにし、光LAN接続端子を備えたネットワークプレーヤ(ストリーマー)であるiFi AudioNeo Streamを使うことにしました。

Neo Stream

Neo Streamのノイズ対策の特徴

Neo Streamを選んだ理由は、オーディオ機器として必要なノイズ対策を考慮した設計になっているところが気にいったからです。

具体的には、以下のようなところです。

・超低ノイズ電源アダプターが付属
・光LAN接続端子および回路を内蔵
・光伝送Box(光メディアコンバーター)および光ファイバーが付属
・完全バランス動作のアナログ回路

ひろ
ひろ
通常のLAN接続端子も付いていますね!

Neo Stream付属の光伝送BOX

光LAN接続と通常のLAN接続での音質比較条件を検討

Neo Streamには光LAN接続以外に通常の有線LAN(Ethernet)接続用のRJ-45コネクタも備えているので、光LAN接続の場合と通常のLAN接続の場合の両方を容易に比較することができます。

音質比較用の音源としては、以下の2タイプの音源を使用してみました。

・CDをリッピングした楽曲ファイル(FLAC44.1kHz/16bit)
・ハイレゾ音源としてFLAC96kHz/24bitの楽曲ファイル

CDリッピング音源、ハイレゾ音源の中から、個人的に良い録音だと思って良く聴いているものを数種類ずつ選んでいます。

【CDをリッピングしたファイル】

マーラー 交響曲第7番 「夜の歌」
ショルティ指揮 シカゴ交響楽団

マーラーの交響曲は多くの指揮者やオーケストラによって演奏される人気曲ですが、最近はライブ録音がほとんどです。

この録音はセッション録音で、大編成のオーケストラの楽器やホールの響きが生々しく捉えられており、オーディオ装置の聴き比べには重宝する音源として選びました。

ドヴォルザーク 交響曲第9番「新世界」
ワルター指揮 コロンビア交響楽団

この録音はオープンリール・テープのアナログ音源をデジタル化復刻したものです。

デジタル化する際に過度にノイズを除去すると、元の音源の情報も失われて生気のない音になってしまいます。

このデジタル化された音源はテープのヒス音もかなり残してくれており、結果としてオリジナルの音源の持っていた力強さや繊細さといった生々しい情報が良く伝わってくる録音となっています。

【ハイレゾ音源】

ベートーベン ピアノソナタ 【ワルトシュタイン】
ウィルヘルム・ケンプ(ピアノ)

元々はアナログ録音ですが、96kHz/24bitのPCMにエンコードされています。

ピア二ストの指やペダルの使い方、息遣いも聞こえるような生々しさが魅力で、スタジオの空間が感じられるような録音なので選んでみました。

マーラー 交響曲「大地の歌」
クレンペラー指揮 ニューフィルハーモニア・オーケストラ

この曲は、交響曲という名前ですが、実際にはソロの歌手+オーケストラ伴奏という歌曲集のような構成です。

この録音もアナログ録音をデジタル化したものですが、歌手の声とオーケストラとの対比や各楽器のソロの響きの美しさが良く捉えられていて、オーディオ装置の音質の違いがわかりやすいと思い選んでみました。

ミキ
ミキ
録音の良い音源は何回も聴きたくなりますね!

光LAN接続と通常有線LANでの比較結果

まず光LAN接続を使わない状態で試聴し、その後に同じ音源を光LAN接続した状態で試聴して、比較してみました。

(1)マーラー 交響曲第7番 「夜の歌」

光LAN接続にすると、全体に透明感が良くなり、より細かい音まで聞こえるようです。

第1楽章冒頭のチェロとコントラバス、大太鼓が弱音で演奏するちょっと不気味な箇所では、楽器の周辺の空気感がより鮮明に聞こえます。

音場が奥行方向に広がり、より立体的に感じられます。

ティンパニーのバシッという打ち込み音が一段とリアルになり、気持ちの良い鳴り方をします。

(2)ドヴォルザーク 交響曲第9番「新世界」

光LAN接続にすると、テープ・ヒス音が良く聞こえるようになるのですが、楽器の音がより生々しくなり、うるさい感じはしません。

弱音部と強音部のコントラストがよりはっきりして、演奏がより生き生きとした感じに聞こえます。

(3)ベートーベン ピアノソナタ 【ワルトシュタイン】

光LAN接続では、ピアノの音がよりまろやかな感じに聞こえます。

ピアニストの息使いの音や空間にピアノの音が響く感じがよりリアルに聞こえ、全体に透明感がアップしたような印象です。

(4)マーラー 交響曲「大地の歌」

光LAN接続では、オーケストラの弱音部での楽器音がより生々しくなり、強奏部でもうるさくないのに迫力が一段と出てきます。

歌手の声の艶やかさが増し、ホールに良く響くようになり、特等席で聴いているような感じです。

金管楽器の音も柔らかさが一層感じられるようになり、とにかく聞いていて気持ちが良いと言えます。

ひろ
ひろ
光LANのほうが高音質なんですね!

まとめ

光LAN接続の時の音を聴いてしまうと、通常のLAN接続の場合の音はどうしても透明感が不足し、生々しさの点で劣ってしまうように感じられます。

これからのネットワークオーディオにおいては、光LAN接続の導入が高音質化ために欠かせないように思います。

今後、光LAN接続を備えたオーディオ機器がもっと増えて、リーズナブルな価格で発売されることを期待したいと思います。

ミキ
ミキ
オーディオ用というだけで価格が1桁高くなったりしますからね!